白杖(はくじょう)って?
見えにくさを支える、もう一つの「目」
街で、白い杖を持って歩いている方を見かけたことはありませんか?
これは視覚に障害のある方が使う「白杖」(はくじょう)と呼ばれるものです。
白杖には周りのものを探ったり、段差や障害物を確認する、体を守るという役割があります。
でも、それだけではありません。
もう一つ、とても大切な役目があります。
それは『私は見えにくい状態です』と周囲の人に知らせるサインにもなります。
白杖を持つことで、周りの人が配慮しやすくなり、ぶつかったり危険な場面を避けやすくなります。
この周囲へ知らせる機能は、視覚に障害がある方の安全を守るうえでとても重要なのです。
また、
白杖をもっている=完全に見えない人というわけではありません。
視力低下が著しい人や視野が極端に狭い、夜盲で夕方以降極端に視機能が低下する人などが使用されておられ、一部見えている方もおられます。
周囲の状況を瞬時に判断することが困難であり、白杖を使用することで自身の身を守りながら歩いておられます。
白杖のSOSサイン(゚д゚)!
白杖を真っすぐに上げて持つ、この行為は白杖使用者が困っている可能性が。。
視覚障害のある方が、白杖を頭上で50㎝程度掲げておられる場合、周囲の方のサポートを求める合図です。
もし見かけたらすぐに側によってお声かけをお願いします。
例)
1.お困りですか?お手伝いしましょうか?【安全のためまずはお声かけ】
2.必要なサポートを本人に確認
3.無理に誘導はしない。必要な範囲だけサポートを。
もしも誘導するには、半歩前に立ち、視覚障害者に誘導者の肘の上か、肩を軽くつかんでもらい、ペースをあわせてゆっくりとついてきてもらいます。
段差や方向転換は事前に言葉で伝える。
せまい場所では持ってもらっている腕を背中側に回してください。誘導されている視覚障害者は真後ろで1列で移動できます。
→日本点字図書館のサイトなども参考にしてください
SOSサインがなくても
白杖の方を見かけたらできる、小さなサポート(^o^)丿
特別なことは必要ありません。
・急に腕をつかまない
・ぶつからないように静かに避ける
・横断歩道などで必要あれば、そっとお声かけ 「横断歩道がありますよ」、「段差がありますよ」など
少しの声かけと、そっと寄り添う気持ちが、誰かの安全な一歩につながります(^^)/~~~
さて今週もお疲れさまでした☆
Good luck~~~
Good look(^_-)-☆で行きましょう!!